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ABILITY(SSW)でグリッサンド奏法をDTMで実現する方法

グリッサンド

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ギターやベースなどでグリッサンド奏法というものがあります。J-POP などの楽曲にもしばしば使われていたりしますが、音を滑らかに変化させて演奏する奏法の事です。実際の楽器ではギターのフレットを指で上下させながら音を鳴らしています。

言葉で説明するのも限界があるので、音で言えばこんな感じです。

滑らかに音が変化している事がわかると思います。ギター、ベース、バイオリン、トロンボーンなど、アナログ的に音階を変化させることができる楽器ならグリッサンドが可能です。ピアノは半音の間という音が鳴らせませんから、どうしても階段的な音になってしまいます。

このグリッサンド奏法ですが、ベーストラックのスタートなど、サビ前などのアクセントにたまに使います。

本題ですが、これを DTM の打ち込みで表現するにはどうするかという事です。ABILITY(SSW)で行いましたが、やり方をしらないと手こずります。

グリッサンド奏法を入力する方法

普通に考えればピッチベンドを変化させれば、グリッサンド奏法を表現できそうです。

グリッサンド

このようにピッチベンドを山形に入力してみました。しかし…

何かおならしたような音になってしまいましたが、音程が1音しか変化していません。つまり、「ド」から「レ」にしか音が変化していないのです。どうせならもっと大胆に動かしたいものです。

そのためにはもうひと手間必要です。

グリッサンド奏法で音程を変化させたいところをドラッグで選択しておきます。

ツールメニューより「コントローラ入力」を選択します。

コントローラー入力

入力するコントローラ名は「Pitch Bend Range(RPN)」にして、値の部分に数値を入力します。数値は1だと半音分の変化量が得られ、12にすると1オクターブ分の変化量が得られます。

最後に入力ボタンを押しましょう。

BendRange:12 という印が付きました。それ以外何も変わっていませんが、再生してみると音が変わっています。

先程よりも大きく音程が変化するグリッサンドになりました。

例の音ファイルではピッチベンドを山形に入力し上げてから下げていますが、上げるだけ・下げるだけのグリッサンドの場合は直線上に入力すれば OK です。

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