ハードロックな曲でエレキギターのクロマチックラン奏法というテクニックがあります。聴いているとテケテケと聞こえるのでテケテケ奏法とも呼ばれます。
クロマチック奏法とはギターの玄を押さえながらフレット上で指を上へ動かし、ピックで細かく弾きます。言葉で説明するには難しいので、実際に私が作った曲の該当部分をお聞きください。
ミュートされたギターのテケテケテケと鳴っていたのがクロマチックラン奏法と呼ばれるものです。曲中の適所に入っていると良いアクセントになります。
これを DTM(打ち込み)で表現するにはどうしたら?というのが今回の本題です。
クロマチックラン奏法を打ち込む
基本はエレキギターの音で、16分音符刻みで半音ずつ下がっていく打ち込みです。ここまでで聴いてみましょうか。
いかにもベタ打ちという感じです。
そこでギターのミュート感を出す為に、ベロシティ&ゲートタイムの調整で上図のようにゲートタイムを短くします。
ベロシティも徐々に下がっていくと良い感じ。ここまでで聴いてみましょう。
大分らしくなってきました。
でも何かトゲがあって機械的な感じがします。最後にエフェクトをかけて仕上げてみます。
軽くディストーションをかけました。打ち込みにしては大分らしくなったのではないでしょうか。